【SEO・カンタン解説】トピッククラスターとは

2023年 8月 9日 Posted 遠藤(フロントエンドエンジニア)

SEO対策としてトピッククラスターという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
注目されているSEOの手法になります。
本記事ではトピッククラスターとは一体どういうものか、概要についてカンタンに解説します。

トピッククラスターとは

サイト内のコンテンツを整理して、関連性の高いコンテンツ同士を内部リンクでつなぐことで、一つ一つのコンテンツのSEO評価を高める戦略・手法のことです。

トピッククラスターとは

トピッククラスターという言葉はHubspotという企業のMatthew Bardy氏によって提唱されました。

具体的にはピラーページ(まとめページ)とクラスターページ(詳細ページ)を内部リンクでつなげることで関連するコンテンツのまとまりを作り、コンテンツを整理していきます。
トピッククラスターを導入することで、コンテンツが整理され、SEOの評価が高まると言われています。

それぞれの言葉について説明します。

ピラーページとは

ピラーページとは、言うなればまとめページのことです。
ピラーコンテンツとも呼ばれ、トピッククラスターの中心となるトピックを全面的かつ広範囲にまとめたページです。

ピラーページとは

あくまでのまとめページなのでピラーコンテンツであまり具体的に掘り下げることはよくないとされています。
ピラーページでは大きなキーワードを扱い、次で説明するクラスターページで具体的に内容を掘り下げるようにします。

クラスターページとは

クラスターページとは、クラスターコンテンツとも呼ばれ、ピラーページ(メイントピック)の内容を掘り下げたコンテンツを扱うページです。

クラスターページとは

ピラーページのメインキーワードが「タコ」だとすれば、クラスターページでは「タコ グッズ」「タコ 生体」「タコ レシピ」のような、より詳細な内容を扱います。ピラーページのコンテンツを補足するようなイメージです。

内部リンクとは

内部リンクとは、同じWebサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
ピラーページからクラスターページへリンクでつなぎます。
Webサイトの回遊率を高める効果もあります。

内部リンクとは

大規模サイトなどコンテンツの量が多いと、内部リンクの構造が煩雑で関連性の低いコンテンツ同士でも内部リンクを設置しがちで、検索エンジンが理解しにくいサイトになってしまう傾向があります。
トピッククラスターによってサイト設計や内部リンクを設置をすることで、SEO評価に効果のあるサイトになるでしょう。

トピッククラスターのメリット

サイト構造が整理でき、分かりやすくなる

内部リンクでコンテンツ同士をつなげるため、サイト構造が分かりやすくなります。
検索エンジンにとってもコンテンツ同士の関係性が分かりやすくなります。
ユーザーにとっても回遊しやすくなり、利便性が高まるためSEO評価に効果があるでしょう。

ページの検索順位底上げになる

トピッククラスターでは、Webサイト内のコンテンツ同士を内部リンクによってつなぎます。
それにより、一つのコンテンツが評価されますと、内部リンクでつながった別のコンテンツも評価されやすくなります。

SEOのロングテールキーワード戦略と相性がよい

ロングテールキーワードとは、サイトのメインキーワードだけではなく、関連する複数のキーワードで対策を行うSEOの手法です。例えば、「タコ レシピ おすすめ」「タコ グッズ 湯飲み」などの複数のキーワードを合わせたものがロングテールキーワードにあたります。
ロングテールキーワードを意識したクラスターコンテンツを複数つくり、評価されることで、ピラーコンテンツへのアクセスも集めることができます。

まとめ

本記事では、トピッククラスターの概念についてカンタンに解説しました。
サイト内のコンテンツを整理して、関連性の高いコンテンツ同士を内部リンクでつなぐことで、一つ一つのコンテンツのSEO評価を高める戦略・手法のことです。

サイト内のコンテンツを整理することでWebページ制作や運用の効率化も期待できるでしょう。
SEO対策がうまくいかない場合、トピッククラスター戦略でSEOを強いサイトを目指してみるのも一つの手かと思います。